2007年のサブプライムローン問題に端を発し、2008年のリーマンショックで決定的となった世界的な金融危機は、100年に１度という激震となって世界中に負の連鎖を引き起こし、金融機関はもとより各方面に多大なダメージを与えています。海運業界にあっても、実体経済の悪化から海上荷動きが目に見えて縮減し、係船・スクラップ売船・造船契約キャンセルなど、その影響には甚大なものがあります。
こうした環境にあってシップファイナンスも深刻な影響を受け、何がしかの対応を迫られています。今般の改訂版発刊に当たり、2007年発刊以降に新たに気付いた点を付記し、併せて上記したような事情をも加味することにしました。（著者前書きより）
主な内容
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著者：木原知己
発行日：2012年3月12日（2版）